組合活動実施報告…平成２９年度

　労働安全衛生法（厚生労働省）により、危険な電気取扱業務の従事者は、「労働安全衛生特別教育」を受講することが義務づけられています。

　工場や事業所における労働災害のうち、感電による死亡災害の約６割が低圧電気によるもので、感電事故を防止するためには、電気設備の整備・保守・適正な作業管理の遂行を図ると共に電気取扱業務の従事者はその作業を安全に行うための知識技能を有することが重要です。

　このことをうけ、佐賀県電気工事業工業組合（古賀久志理事長）では、全九電協主催の「労働安全衛生特別教育（低圧電気）学科講習会」を行っております。 

　青年部主催で開催している「積算講習会」を全組合員向けに実施いたしました。これは主に積算初心者を対象に開催しており、RC造・木造をモデルにして材料の拾い出しから見積書の作成まで基本的内容を行いました。

　佐賀県電気工事業工業組合（古賀久志理事長）は、電気工事技術者の技能取得意欲を増進し、技術水準の向上を図る目的に毎年開催している「全九電協技能競技佐賀県大会」を１０月２６日（木）に、多久市の佐賀県立産業技術学院の会場をお借りし行いました。

　この競技は課題配線図に基づき屋内配線工事の基本的な技能を活用し、決められた時間内で安全で正確な施工を行い技術を競うものです。

　今年の課題は九州大会開催県である長崎の「平和記念像」を模したもので、県内事業所から総勢１１名とオープン参加として産業技術学院生徒さん２名が参加されました。 

　全日電工連作成のテキストを使用して、組合員事業所の新入社員や若年技術者を対象に、社会人としての一般マナーや電気工事技術者としての基礎知識並びに現場施工、電力申込に係る契約内容や申込方法等を習得するための新人研修として開催しました。 

　佐賀県電気工事業工業組合（古賀久志理事長）は、９月２０日（水）に、第２６回佐賀県電気工事業安全大会をメートプラザ佐賀に於いて行いました。この大会は組合員各位の安全意識の高揚と労働災害防止活動の尚一層の推進を目的としたものです。

　今年は大会前にシンボルマーク決定の発表と入賞者授賞式を行いました。

　また、組合員対象に事前募集をし組合委員会で厳選なる審査を行い決定した安全標語の入賞式も行いました。

　今年の金賞作品は唐津支部　髙田電機㈱　神田 望さんの「おこたるな　保護具着用　ゼロ災害」に決まりました。 

佐賀県電気工事業工業組合（古賀久志理事長）は、８月５日（土）に、佐賀県電気工事業工業組合理事を中心に、今年も佐賀駅にて電気使用安全月間ＰＲ活動を行いました。　

　佐賀県電気工事業工業組合では、組合員が所有する測定器のうち日常点検に加えて使用頻度が高い低圧器類の校正試験を実施しております。この事業は毎年実施しており、多機能チェッカーを支部事務所６地区に持込み実施しているものです。

　測定する機器は、絶縁抵抗計・接地抵抗計・クランプメーター並びに漏れ電流計等多岐にわたり実施し、合格品には「校正試験済シール」を貼付ており、希望者には組合独自で作成した証明書も発行しております。